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2008.09.27 Sat
先日の金山沢遡行のヘルメット強度実験にて、ヘルメットを破損したので(破損したメットはその場の焚き火で燃やした)、新調しました。以前使っていたのと同モデルです。破損したメットはスレートというカラーだったのですが、今回は無難にホワイトにしました。暗闇の中で目立つのは、きっとオレンジかホワイトでしょう。トレーサーヘルメットは、とにかく軽いのが特長。発泡スチロールの表面がプラスチックでカバーされているような構造になっています。強度は不明。とりあえず、持ち上げられないほどの重量の丸太が直撃したら、ひとたまりもありませんでした(強度実験の結果)。穴がいっぱい空いてて、チャリンコのメットみたいなデザインですが、ベンチレーションは良好です。だけど、オレはメットを被るのがキライなので、あんまり被ってませんでした。山でのメットの使用目的は、転倒や墜落時はもちろん、落石や落氷等の落下物(場合によってはガチャが落ちてくる時も)から頭部を守ることです。あと、激しい藪漕ぎの際にもメットは有効です。メットを装着して、人間魚雷の如く頭から藪に突っ込みます。以下、商品説明とスペック。 クライマーの頭部を保護するヘルメットには、優れた衝撃吸収性とともにムーブに集中するための軽さも求められます。ブラックダイヤモンドのトレーサーヘルメットは、ポリカーボネートシェルにEPS(エクスパンダブル・ポリスチレン)を注入・成型することで、「軽さと強さ」を両立。シェルの前後、左右、そして上部には合計17箇所ものベンチレーターを備え、快適性も確保しました。後部にはヘルメットをかぶったままワンハンドでサイズ調整ができるマイクロアジャスターを装備。UIAA-CE規格適合。 今日は一日中、神田~水道橋界隈をウロチョロしていました。目的は、自分の装備の購入というよりも、お友達のお買い物同行と、それを通じて登山用品の最新の流行を探ることでした。登山用具は日進月歩なので、まめに情報収集しないと、すぐにトレンドを見失ってしまいますね。装備のトレンドに乗ることの良し悪しは別問題として、最新の装備と手持ちの装備を比較することは勉強になります。装備をきっちり揃えたら、ばっちり山に登って、ちゃんと元をとりましょうね。タンスの肥やしにしてたら、装備が泣きます。 * ロストアロー * ロストアロー Black Diamond トレーサーヘルメット * さかいやスポーツ |
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2008.09.23 Tue
丹沢の日向山へハイキングに行ってきました。悪天候の影響で連休の計画が中止になったので、ハイキング倶楽部登峰好景の企画に参加してきました。ハイキングというよりも、ほぼヒガンバナ現物。今回は楽ちんハイクということで、久しぶりにデジタル一眼を持ち出しました。手持ち撮影で、標準レンズ(50mm単焦点)と超広角レンズ(10-22mmズーム)を使用。
日向薬師バス停 → 彼岸花園 → 日向薬師 → 日向山 → 七曲峠 → 七沢温泉 予想はしてたけど、ヒルが凄まじかった。人気を感じるや、鎌首を擡げて踊り狂うヒル。その様相は、まさにバブル期のお立ち台のよう。あぁ、気持ち悪い。今回は軽登山にも拘らず、ヒル対策のため足下をしっかり固めていきました。(先日買ったアゾロの登山靴の履きおろしだったので、足慣らしも兼ねてですが)オールヌバックのハイカット登山靴、塩を擂り込んだネオプレーンの靴下、沢登り用タイツ、虫除け剤の塗布で完全防備。その結果は、、、無失点で完封勝利しました。登山靴にくっ付かれたのも1回のみ。ヒルなんぞにオレの生き血は啜らせません!美女バンパイアならいくらでも生き血を啜ってください!(アジアンビューティーならキョンシーでも可です。)血の気の多い方や血行不良にお悩みの方は、行楽の秋に表丹沢のヒル・ウォーキングと洒落込んでみてはいかが?あぁ、思い出しただけでも、キモい。20代で五指に入るキモさだった。 |
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2008.09.20 Sat
折角の飛び石連休ですが、台風の影響等で天候がグダグダ。というわけで、半年振りに中野島のPUMP2に行ってきました。狙って半期に1度としているわけではありません。自分ならではのリーチの感覚とムーブを思い出さねば。。。
* PUMP climibng gym & shop |
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2008.09.14 Sun
9/13~14、笛吹川水系の東沢~金山沢を遡行し、信州谷~東沢を下降してきました。今回は山岳会の集中山行なので、下山後は笛吹川キャンプ場に集合し、酒宴とBBQを楽しみ、そのままキャンプ場に1泊する計画でした。有名な釜ノ沢をはじめ、金山沢、信州谷、乙女ノ沢、鶏冠谷などが出合い、東沢となります。さらに西沢を合わせて笛吹川となり、笛吹川は釜無川と合流すると富士川と名前を変えます。今回、遡行&下降の対象になった金山沢と信州谷は、美渓として有名な釜ノ沢の影に隠れがちな沢。一般に東沢の本流は釜ノ沢とされていますが、沢床の高さや水流を比べてみると、金山沢&信州谷の方が本流のような気がします。まぁいいや、そんな感じでまたもマイナーな沢に行ってきました。ルートはこんな感じで。こんなん↓見ても、実際に行った人しか分からんだろうなぁ。。。
道の駅みとみ → 西沢渓谷入口 → 二俣吊橋 → 鶏冠谷出合 → ホラの貝ゴルジュ → 山ノ神 → 乙女ノ滝 → 東のナメ沢出合 → 西のナメ沢出合 → 釜ノ沢出合 → 信州谷出合 → 金山沢 → 二俣(泊) → 奥ノ二俣 → 右股沢 → 国師のタル → 信州谷左俣 → 信州谷右俣出合 → 金山沢出合 → 釜ノ沢出合 → 魚留ノ滝 → 釜ノ沢出合 → 西のナメ沢出合 → 東のナメ沢出合 → 乙女ノ滝 → 山ノ神 → ホラの貝ゴルジュ → 鶏冠谷出合 → 二俣吊橋 → 西沢渓谷入口 → 笛吹川キャンプ場(泊) 9/12、22:00過ぎに東京を出発。日付が変わった1:00過ぎに西沢渓谷入口近くの道の駅に到着。駐車場の空きスペースへ勝手にテントを張り、瞬く星空の下で就眠。もう着の身着のままでは肌寒い時季だ。 9/13、天候は曇り。青空が少しだけ顔を覗かせている。テントを撤収し、8:30には歩き出す。西沢渓谷入口を経て、二俣吊橋を渡ったところで、東沢へ下りる。東沢から山ノ神までは渓谷道が残っているが、現在は廃道となり一般登山者の立入は禁じられている。河原で渓流靴に履き替える。リーダーのT口さんに命じられ、今回の遡行はオレがトップでパーティーを牽引することに。本流の渡渉を繰り返すと、鶏冠谷の出合を左岸に見送り、渓谷道に沿って歩を進める。鶏冠谷出合にも赤テープが張られているので、惑わされないよう要注意。東沢渓谷道は一部に崩壊が生じており、沢への下降を余儀なくされる。その後は山の神まで道が続き、大岩の右を通ったところで、入渓。東沢の清流は相変わらず美しい。アイスクライミングの名所として有名な乙女ノ滝をはじめ、東沢には幾つもの支流が水を注ぐ。東のナメ沢出合で小休止。その間に300mスラブ滝を偵察。ここは渓流シューズではなく、クライミングシューズに履き替え、フラットソールのフリクションで登るらしい。さて、今日は3連休の初日ということで、入渓パーティーも多い。関西や中国地方からのパーティーも見える。揃ってメジャーな釜ノ沢の方へ入っていった。というわけで、釜ノ沢出合から先は我々だけ。釜ノ沢出合を過ぎると、すぐに金山沢と信州谷の二俣へ。左俣の金山沢を進む。黄金色の沢床を持つ大滑滝が現れる。フリーで直登を試みるも、ヌメヌメの逆層スラブと水流の返り討ちに遭い、釜へ滑落。滑床を人が踏んでいないせいか、フェルトソールのフリクションが効きません!選択したルートが悪かったのかな。再挑戦するも3度失敗。。。諦めて左岸の草付を登る。その後も、延々と滑の回廊が続く。黄色い沢床と翡翠色の水の対照が、何とも不思議な雰囲気を醸し出している。滑の連瀑帯を過ぎると、堰堤が次々と現れる。渓相ブチ壊し。左岸と右岸を何度も往復し、立ちはだかる堰堤を幾度も高巻いた。高巻きで藪に入ると、アザミの葉やタラノキの茨の棘がチクチク刺さって痛い!二俣付近に幕営適地があり、今日の行動はここで終了。流木を集め、火を焚いた。とある事故でヘルメットを破損したので、焚き火の中に投げ込んだ。よく燃えた!S藤さん、ヘルメット代の折半、すいません。助かります。流木やら工事現場に放置された材木やら、燃やせるものは全て燃やす。もちろん、オレの情熱も既に着火済。炎は勢いを増し、焚き火というよりもキャンプファイヤーに近い規模に。燃え上がる炎に照らされながら、奥秩父の沢中に夜の帳が下りていった。 9/14、夜も明けぬ4:00に起床。T口さんは、火の番をしながらテントの外で寝ていたようだ。焚火は一晩中途絶えることはなく、その恩恵で就寝中に冷え込みを感じることもなかった。朝食とテント撤収を終えて、6:30に歩行開始。朝一から堰堤越えのアルバイトである。笛吹川は急流で知られているが、これだけ集中して建造される堰堤の数は完全に常軌を逸している。何でも、2年にひとつのペースで計画的に造られているらしい。行政とゼネコンの癒着を疑わざるを得ないなぁ。利権の臭いがプンプンする。堰堤を大々的に乱立するんなら、こんな地味で人目につかない沢でなく、入渓者の多い釜ノ沢でやって欲しいものだ。さて、昨日から数えて8つも堰堤を越えると、奥ノ二俣へ。我々が進むべくは右俣だが、左俣には堰堤の姿が見えた。右俣に入ると、沢本来の姿に。小規模だが、赤い沢床の滑が続く。源頭に近付くにつれて水勢は衰えるが、幾つかの小滝が現れる。ホールドは豊富だが岩が脆く、登ることよりも落石を起こさぬことに気を使う。水が涸れてもなお沢筋を詰めるが、藪に行き当たった。樹木の間を縫うように、何とか標高を稼ぐもシャクナゲの藪に行き着く。こうなったら強行突破しかない。体重をかけて枝を弾き、あるいは倒木の上に攀じ登り、シャクナゲ帯を何とか脱出。ガレ沢に出る。ガレ沢を少し詰めて、樹林帯へトラバース。国師ヶ岳から甲武信ヶ岳へと続く稜線は近い。苔むした針葉樹林の中に登山道を見つけた。信州谷への下降点である国師のタルまでは忠実に登山道を辿る。登山道を外れると、適当な沢筋を見つける。 とりあえず写真だけアップします。 |
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2008.09.14 Sun
![]() 笛吹川キャンプ場よりケータイで投稿です。 昨日今日で、笛吹川水系東沢上流の金山沢を遡行し、信州谷を下降してきました。久し振りの沢中泊。両方とも人気の釜ノ沢が近くにあるため不遇の沢になっていますが、趣の異なる滑を持つなかなかの沢でした。連続する堰堤とシャクナゲの藪に苦戦し、今日の行動時間は12時間超!4時起きだったので、既に眠いです。天候が危ぶまれましたが、何とか持ちました!さすが晴れ男!今は雨が降っています。 写真は、金山沢右俣の滑です。奥ノ二俣のすぐ近く。 |
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2008.09.10 Wed
無雪期縦走用の登山靴を購入しました。というのも、先ほどの北アルプス裏銀座~剱・立山テント5泊単独縦走を手持ちの軽登山靴でこなしたのが購入の契機。無雪期の縦走では、脚さえ強ければ靴はちゃちでも何とかなる!が持論でしたが、キャラバンシューズに毛が生えた程度の軽登山靴で、バカ重いザックを担ぎ、連日12時間以上歩き続けたら、流石に痛くなりました。大腿部や脹脛ではなく、足の裏が。やはり、重荷を背負ってのザレ場やガレ場はある程度しっかりしたソール(ちゃんとシャンクが入ってるヤツ)の方が疲れにくいのは明白でした。あと、ソールが柔らかいとキックステップの破壊力も劣ります。ステップがついていない急傾斜の雪渓を、柔らかいソールの登山靴でトラバースするのは恐ろしかったので、高巻きました。そんな経緯で、無雪期縦走用の登山靴を購入。無雪期、重荷や長期山行の時は、コイツを履いていくことにします。
楽天市場で安売りになっているのを見掛けて即購入。履き心地とかはあんまり気にしない男なので、ネット通販での靴の購入も問題ありません(基本的に履いていれば馴染むと信じている)。これで登山靴は何足目だろう?積雪期用の登山靴もそろそろ買い換えたいし。山スキー兼用靴も欲しい。ステルスラバーの渓流シューズも。。。グダグダになってますが、そうです、何はともあれ、お洒落は足下からです!以下、商品スペック。 ブランド:ASOLO、モデル名:PW.MATIC 300 GV MW、税込定価: 39,690円、購入価格:23,800円、色:601ウォールナット、サイズ:25-29cm(Men),22.5-26cm(Women)、重量:780g(Men/サイズ27cm/片足),550g、アッパー:ヌバックレザー、ライニング:キャンブレル、ソール:アゾロ/ビブラムパワーマティック 試着した感じはなかなかよさそう。堅牢で安心感があるにもかかわらず、足全体を隙間なく包んでいる感じ。フツーは、「登山靴はいいものを買って長く使え!」が定石だけど、オレは古した登山靴よりも、新しくて防水性が低下していない登山靴の方がいい。というわけで、登山靴はソールを張り替えず使い捨て派です。ソール張替えも高いしね。さて、コイツは何年持つでしょう。 * ASOLO & Lowealpine |
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2008.09.01 Mon
平湯温泉スキー場のすぐ近くにある食事処。折立からの帰りに寄りました。この日、奥飛騨はちょうどこの地方のお盆の最中だったようで、平湯の中心街以外は閑散としていました。で、日帰り温泉のお兄さんに紹介してもらったのがこの店。結果的に正解。店構えは豪雪に耐える奥飛騨らしい造り。良質な飛騨牛が手頃な値段でガッツリ食べられます。オレは飛騨牛陶板焼定食(2000円)を2人前ペロリと食しましたが、他の方々がオーダーしていた飛騨牛山賊盛り(2000円、2人前から)がおすすめです。旨みたっぷりの飛騨牛を鉄板焼きとしゃぶしゃぶの2通りで楽しめます。締めは鍋の出汁で作るラーメン。ラーメンも飛騨の名物ですよね。他には、飛騨牛朴葉味噌焼やしょうが焼なんかのメニューがあります。この日は平日、それも中途半端な時間帯の来店だったので貸切でしたが、休日やスキーシーズンはきっと混雑しているはず。北アルプスを飛騨側から登った際には、また寄りたいです。滝谷なんかを登り終えて、陶板(登攀)焼で締めるってのもアリですね。
御食事処 あんき屋 M平さん、Tさん、I上さん、陶板焼ごちそうさまでした!M平さんのお誕生会だったはずが、オレがゴチになってしまって。。。 |
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2008.09.01 Mon
8/30~9/1、黒部源流の名渓、赤木沢を遡行してきました。山岳会のメンバーで行きましたが、同日に予定されていた、会公式行事のおでんハイクをすっぽかしての山行。赤木沢の遡行経験がないメンバーが集まり、遡行を決行しました。今回の計画はオレがリーダー!エースでリーダーにしてイケメン、おまけに独身です!はぁ。。。直前にサブリーダーのS籐さんの不参加が決まり、オレ+お姉さま方3名というパーティー構成に。あぁ、リーダーの重責が。。。赤木沢はメンバーみんな(オレも含めて)の憧憬の地だった、何としても遡行したい!(中には3度目の正直というメンバーも)という強いモチベーションが成功の要因となりました。悪条件でしたが、入渓当日に沢の状態を肉眼で確信した上で判断するという点では、メンバー全員の確固たるコンセンサスがとれていました。もし初日の豪雨にへこたれて引き返すという選択肢をとってたら、この結果はありませんでした。
折立 → 太郎坂 → 太郎平小屋 → 薬師峠キャンプ場(泊) → 太郎平小屋 → 薬師沢小屋 → 奥ノ廊下 → 赤木沢 → 赤木岳 → 北ノ俣岳 → 太郎平小屋 → 薬師峠キャンプ場(泊) → 太郎平小屋 → 太郎坂 → 折立 8/29、S籐さんにお借りしたオデッセイでメンバー各自をピックアップ。21:00過ぎに東京を出発。大雨洪水警報の通り、次第に雨脚が強くなり、断続的に雷鳴が轟いている中、中央道をひた走る。 8/30、2:00過ぎに上宝の道の駅に到着。暫しの仮眠をとり、6:00前に折立へ向けて再び走り出す。雨は止んでいるが、辺りにはガスが漂っている。7:30、有峰林道の終着点、折立へ到着。準備を整え、太郎坂を歩き出す。テント2泊分の個人装備に、沢装備、テント、ザイル、登攀具を入れたザックが重い!この時点では太陽も顔を出しており、急坂で汗が一気に吹き出る。小一時間も歩くと、雨粒が落ちてきた。やがて本降りとなり、仕方なく雨具を着る。雨脚が衰えることは一向になく、時間の経過と共に雨は激しさを増す。森林限界を超えて、吹き曝しの稜線へ。石畳の上を雨水が川のように流れていく。全身ビショ濡れ。水を含んだザックは一段と重みを増す。太郎平の小屋へ避難。ご好意で乾燥室をお借りし、濡れた衣服を乾かす。沢の状況と明日の天気予報を確認すると、どうやら明日も今日と同じような状況らしい。小屋の屋根を叩く雨音はさらに激しくなる。雨脚が弱まった一時を見て、薬師峠キャンプ場へ移動。すばやくテントを張るが、太郎平から薬師峠への移動だけで再びビショ濡れに。お姉さま方3名は薬師沢小屋に避難。今日はオレだけがテントに泊まる。とにかく寒く、濡れた衣服のままでは震えが止まらず、火を焚かずにはいられない。19:00頃になると、雨音が止んだ。明日の入渓を半ば諦めかけていたが、少しは光明が残された。メンバーの気持ちは言葉にせずとも伝わってくるので、何としても遡行を成功させたい!テントの中には水溜りができているが、明日の好天を信じてシュラフに潜ることにした。どうやらこの日は、北陸地方ではこの夏でイチバンの雨量を記録したようだ。 8/31、3:00前に起床。フライシートを叩く雨音に起こされた。沢の状況は想像もできないが、薬師沢小屋で待つメンバーと合流するため、4:30にここを発つことになっている。テント内部にできた水溜りもほったらかしに、沢の装備をザックに押し込め、テントの外に出てみると、星空と富山の街明かりが煌々としている!さすが高気圧男、天気予報がひっくり返った!昨日、豪雨の中、歩を進めてきた甲斐があった。夜明け前の暗闇の中、足取りも軽く、仲間が待つ薬師沢小屋を目指して駆け下る!6:00前に薬師沢小屋に到着すると、小屋に泊まったメンバーは既に身支度を整え、オレを待ち構えていた。先行するガイド登山のパーティーを見送った後、薬師沢小屋のテラスからハシゴを下り、黒部川本流に入渓。サブリーダー不在のため、隊列をどうするか考えたが、オレが最後尾からパーティー全体をフォローしつつ、滝の直登やゴルジュのへつり等、ちょっと怪しげなところではトップに躍り出て先陣を切ることにした。要するに美味しいとこ取り。昨日の大雨の影響で、増水とまではいわないまでも黒部川の水量はかなり多い。遡行ガイドには幾度かの渡渉が示されていたが、無作為に渡渉できるような水量ではない。渡渉を避けるため、左岸の水線を忠実に辿る方法を選択。渡渉を行い水流の中央で足を掬われるより、へつって水流の端で足を掬われる方が、リスクが低く時間も短縮できる。その代わりに深くまで水に浸かることになるが。岩魚止ノ滝を高巻くと、間もなく赤木沢出合へ。出合のゴルジュを高巻き、沢に降り立ったところが赤木沢である。赤木沢はナメから始まり、すぐに右岸からウマ沢を合わせる。名の通り、沢床は赤い色をしている。明るい針葉樹林帯に斜瀑が延々と続く。水はどこまでも透き通り、名渓の名に恥じず、素晴らしい渓谷美。五段ノ滝では遭難事故の現場に居合わせてしまった。草付の高巻で滑落し、顎の骨と歯を折ったようだ。周囲には血染めのタオルが置いてあり、ケガ人はツェルトに包まって震えている。先行パーティーに救助要請を依頼し、ヘリ救助を待っているとのこと。滑りやすい草付の急斜面を気をつけて高巻く。その後も、階段状の滝が無数に続く。水量が多いだけに迫力も充分。30m直瀑の大滝が見えると源頭は近い。大滝は左岸から高巻く。源頭に近付くと、救助ヘリがやってきた。どうやら遭難者は無事に収容されたようだ。さて、水線から北へ外れるショートカットルートもあったようだが、源頭まで忠実に詰め上がった。水が涸れると、ここからは広大な草原歩き。晩夏の花がフィナーレに彩りを添える。北アルプスの峰々に祝福されて、赤木岳手前のコルを目指す。13:45、稜線に到着。次第にガスが増えてきているが、夕立の心配はなさそうだ。薬師岳を遠景にどこまでも続くなだらかなプロムナード。稜線は既にイワウチワの草黄葉に彩られ、すっかり秋の雰囲気を漂わせていた。赤木岳、北ノ俣岳のピークを踏み、16:45に太郎平小屋に到着。小屋で買った缶ビールで祝杯を揚げる。今夜はオレを含めた3名が薬師峠にテント泊、残る1名が太郎平小屋に宿泊。明日は帰りがけに太郎沢を遡行する予定だが、翌朝の時点でメンバーの消耗具合を鑑みて、どうするか判断することにした。 9/1、今日は太郎沢を遡行した後、折立へ下山する予定。太郎沢は1時間半程度で遡行を終えられる短い沢で、太郎平小屋スタッフのプレイグラウンドになっているようだ。雰囲気はプチ赤木沢とのこと。太郎平より薬師沢小屋へと向かう第一渡渉点より左俣へ入渓する。4:00に起床し、メンバー各々の消耗具合を確認する。昨日の行動時間は10時間を超えており(オレは12時間超え)、各自の体力およびモチベーションも下がっているため、今回は太郎沢遡行をパスしてそのまま折立へ下山することにした。(とはいえ、オレは行く気満々でした)赤木沢というメインディッシュで満腹になってしまい、デザートの太郎沢は別腹というわけにはいかなかった。というわけで、今日は時間に余裕がある山の朝。爽やかな青空の下、8:30前に撤収を開始。彼方には読売新道や裏銀座の峰々が城壁のように立ち並んでいる。好天だけに下山が名残惜しい。9:00前に太郎平小屋に到着。小屋のスタッフはこれから太郎沢へ向かうらしい。話によると、太郎沢、薬師沢左俣とも、赤木沢とさほど変わらぬ難度とのこと。来年また来ることにしよう。折立へ向かって太郎坂の木道を下りだす。右手には鍬崎山、大日三山、剱岳の山稜が眩しかった。ナナカマドの葉は徐々に紅く染まり、ゴゼンタチバナは紅い実を携えている。秋の訪れをすぐ隣に感じながらの下山となった。12:00過ぎに折立へ無事帰着。 リーダー!カメラなんて構えてないで手伝ってください! リーダー!カメラ片手に滝を登ってたら危ないですよ! リーダー!何度も同じことを言わせないで下さい! あー、またヘルメット被るの忘れてました!写真が大量ですが、2日目までアップしました。残りは大したことがないですが、3日目の写真も追ってアップします。あ、会のHPにも記録をアップしました。 |
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2008.09.01 Mon
![]() 奥飛騨温泉郷よりケータイで投稿です。 一昨日の雨では身も心も装備もずぶ濡れになりました。頬を伝わっていた滴が雨ではなく涙ではないかと思うくらい、泣きが入る豪雨でしたが、昨日は一転して好天。一時は入渓を諦めかけていましたが、ここからは晴れ男の本領発揮!前日の豪雨で水量はかなり多かったけど、無事に赤木沢を遡行完了。素晴らしい!今日は太郎沢の予定してましたが、メンバーの体力消耗を鑑みて、そのまま折立に下山しました。この後はメンバーのM平さんのお誕生会をやって帰京します。 写真は赤木沢にて。陽光に水面がキラキラ輝いて、とてもキレイでした。 |




























